福井大学は、学長裁量経費等の若手研究者枠による研究費の支援、医学部における学内講師ポストの新設、優れた助教を研究成果審査に基づき講師へ特別に昇進させる制度など、若手研究者の育成やプロモーションを図る人材養成システム制度を構築し、それぞれのキャリアのステージごとに様々な方法で、積極的にその育成を図ってまいりました。

また今般、平成23年度に若手研究者の育成・支援をいっそう推進するために、「テニュアトラック推進本部」を設置し、科学技術人材育成費補助金「テニュアトラック普及・定着事業」の支援を受けて、自立した研究環境と十分な研究費により、他の組織とは独立した水準の高い研究が実施できるよう支援体制を整えました。

これにより、生命科学分野において「生命科学若手リーダー育成特区」を設け、医学部、高エネルギー医学研究センター及びライフサイエンス支援センターとの連携のもとテニュアトラック教員が研究を開始し、また工学研究科では、「アメニティ工学女性若手リーダー育成特区」を設け、工学研究科、プロジェクト研究センターなどの連携のもとテニュアトラック教員が研究を開始しております。

そして、平成25年度科学技術人材育成費補助事業「テニュアトラック普及・定着事業(機関選抜型)」において、新たに「重点研究若手リーダー育成特区」が採択となり、「アメニティ工学女性若手リーダー育成特区」と同様、工学研究科、プロジェクト研究センターなどの連携のもと、新たなテニュアトラック教員が研究を開始する予定であります。

今後は、このテニュアトラック制を拡大・普及させ、よりよい形での本学への定着を推進してまいります。

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